日本共産党渋谷区議団は3月18日、長谷部区長に対して、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐためにPCR等検査の抜本的拡大を求める緊急要望書を提出しました。柳澤副区長が対応しました。
渋谷区長 長谷部健 殿
2021年3月18日
日本共産党渋谷区議団
新型コロナウイルス感染症は、感染の下げ止まりは顕著で、感染再拡大の危険をはらんだ緊迫した状況です。渋谷区でも学校や高齢者施設で相次いで新規陽性者が確認されています。特に、感染者に占める高齢者の割合が高止まりし、病床のひっ迫と死者数の増加が続いていることは重大です。また感染力が強い変異株の流行も強く懸念されます。ワクチンは社会全体で効果が表れるまでに一定期間が必要であり、ワクチン頼りになれば、感染の急拡大に対応できなくなります。
感染再拡大を防ぎ、終息させるためには、無症状感染者を発見・保護するためのPCR等の検査を抜本的に拡充することが急務中の急務です。
政府が、高齢者施設に対する社会的検査とともに、無症状者に焦点をあてた「幅広いPCR検査」(モニタリング検査)の実施を明記したことは前進ですが、「1日1万件程度をめざす」などで、極めて規模が小さく不十分です。
これまでも新規感染者の減少にともなって検査数を減らしたことが、次の感染拡大の波を招く一因となりました。こうした悪循環を繰り返さないために、検査能力に余裕がある今こそ、コロナ封じ込めのための大規模検査の実施に踏み切ることが緊急に求められます。
よって、日本共産党渋谷区議団は、下記の事項について直ちに実施するよう強く要望します。
記
以上