
はじめに
物価高騰で賃金も年金も実質低下しています。政府が進めた国民のくらしよりも財界・大企業の利益を優先する政治は、格差と貧困を格段に広げました。非正規雇用と長時間労働の拡大、消費税増税と社会保障の削減で、くらしは苦しくなる一方で、大企業は内部留保を過去最大の561兆円に増やしました。政府が進める5年間で43兆円の軍事費がさらに拡大されようとしており、くらしと福祉、教育の予算がますます圧迫され、軍拡大増税も避けられなくなります。
日本共産党は、くらしを守ることを中心に置いた経済政策に切り替え、国民が希望の持てる社会をめざします。消費税の廃止をめざし、ただちに5%に減税し、インボイスは廃止を求めます。物価高騰を上回る賃上げと労働時間の短縮、社会保障を充実し、安心できる年金、医療、介護を実現します。教育費負担の抜本的軽減、気候危機打開、エネルギー・食料自給率の向上を提案します。
日本共産党渋谷区議団の「くらし・区政に関するアンケート2025」(中間集約)では、73%の回答者がくらしの苦しさを訴え、その要因として65%が物価高騰を、21%が医療、介護、税金の負担増をあげています。いま区政に求められていることは、物価高騰に苦しむ区民や区内中小業者への支援を区政の中心課題に据えることです。
日本共産党渋谷区議団は、2026年度の予算編成に当たり、緊急の物価高騰対策として、ため込んだ1581億円の基金を活用し、低所得世帯や子育て世帯、若者への区独自の給付金の支給、中小業者への燃料費等の助成、区民と商店街支援のため、だれもが使える紙のプレミアム商品券の発行やクーポン券の支給を求めます。子育て世帯の負担軽減のため、学用品や校外学習、修学旅行などを無償化、学校給食無償化を私立等にも拡大、給付制奨学金の創設、子育て世帯や若者への家賃補助の実施を求めます。また、区民が安心して暮らせるように、国民健康保険料の引き下げ、介護保険料・利用料の低所得者の負担軽減、75歳以上の住民税非課税世帯の医療費無料化、削減した敬老金の復活を求めます。
さらに認可保育園の保育士配置や面積基準を区独自に引き上げ、教職員の増員と少人数学級の推進、特別養護老人ホーム・グループホームと高齢者住宅を増設、ケア労働者の賃金引上げを求めます。
住民合意のない玉川上水旧水路緑道再整備は、区の計画を白紙に戻し、住民が求める樹木の保護をはじめ、緑道の豊かな自然と環境を守る維持管理をすべきです。また、学校整備は、子どもの教育環境を最優先に住民の合意で進めることを大原則にし、学校統廃合は中止し、神南小学校は区独自で整備すべきです。
渋谷駅周辺再開発など大企業の利益優先の税金の使い方と、トップダウンの区政運営を改め、区民のくらし、福祉、教育優先にすることを求めます。
【重点要望】
[区議会]
[経営企画部]
[デジタルサービス部]
[総務部]
(渋谷男女平等・ダイバーシティセンターの改善及び多様性社会推進について)
(情報公開と個人情報保護について)
(区民サービスを低下させる職員の削減を中止し、住民本位の行政を)
(職員の処遇について)
(障がい者雇用の推進について)
(職員の資質向上について)
(自主管理施設の運営改善、増設等について)
(契約事務の民主的改善について)
(入札制度の改善について)
[危機管理対策部]
(安全対策事業について)
(防災対策の強化について)
(街区消火器の整備について)
(防災訓練の強化について)
[選挙管理委員会]
[区民部]
(河津さくらの里しぶやについて)
(町会活動助成について)
(町会掲示板について)
(出張所の改善について)
(区民会館の改善について)
(地域交流センターの改善について)
(区民の願いにそった国民健康保険事業にするために)
(後期高齢者医療制度について)
[産業観光文化部]
(中小業者の営業をまもるために)
(商店街の活性化のために)
(商工会館・消費者センターについて)
(平和・国際交流事業について)
(松涛美術館について)
(白根記念郷土博物館・文学館について)
[都市整備部]
(審議会等について)
(都市計画道路事業について)
(建築紛争の解決のために)
(木造住宅密集地域の対策について)
(建築物の耐震化促進について)
(住宅対策の促進について)
(家賃補助制度等の改善と拡充について)
(マンション施策の充実について)
(住宅簡易改修支援制度の改善等について)
[まちづくり推進部]
(渋谷駅周辺の基盤整備・大規模再開発について)
(住民本位の街づくりについて)
[土木部]
(㈱渋谷都市整備公社について)
(交通安全対策について)
(コミュニティバスの増設と改善について)
(水害対策について)
(公園について)
(公園の清掃について)
(玉川上水旧水路緑道の整備について)
(公衆便所の管理、運営について)
(河川の改善について)
(区道の整備、改善について)
(道路の緑化について)
(橋梁の整備等について)
(自転車等の安全対策の強化について)
(駐輪場の運営・整備等について)
(駅のエレベーター設置等について)
(交通問題の解決のために)
[環境政策部]
(地球温暖化対策について)
(緑化対策の促進について)
(羽田空港新飛行ルートについて)
(騒音・振動等の公害対策について)
(大気汚染公害から区民を守るために)
(アスベスト対策について)
(落書きのないきれいな街のために)
(受動喫煙防止のために)
(清掃事業について)
(生ごみの減量について)
(リサイクルを促進するために)
[学びとスポーツ部]
(スポーツ振興のために)
(渋谷ユナイティドについて)
(生涯活躍推進ついて)
(図書館の改善のために)
[子ども家庭部]
(子ども・子育て会議について)
(青少年の活動を発展させるために)
(児童青少年センター・フレンズ本町の改善について)
(保育の質の向上のために)
(子育て支援センターなどの改善について)
(公立保育園の充実のために)
(安全でおいしい給食のために)
(私立保育園の充実のために)
(私立保育園保育士の処遇改善について)
(認証保育所について)
(区立保育室について)
[教育委員会]
(ゆきとどいた教育をするために)
(教育委員会について)
(保護者負担の軽減のために)
(特別支援教育の充実について)
(校舎や施設の改善について)
(校外活動について)
(奨学金制度の創設について)
(学校図書室の改善について)
(中学校について)
(学校給食について)
(幼稚園教育の充実について)
(放課後クラブの改善について)
(教育センターの運営について)
(学校施設開放について)
[福祉部]
(公的責任による「地域包括ケア」の構築と地域包括支援センターの充実について)
(高齢者保健福祉計画、介護保険事業計画について)
(高齢者福祉・介護施策について)
(介護保険制度の基盤整備について)
(敬老館・はつらつセンターの改善のために)
(高齢者福祉の改善のために)
(公衆浴場について)
(高齢者施設の改善について)
(高齢者の就労の場を確保するために)
(生活保護行政の改善について)
(区民福祉向上のために)
(女性相談事業について)
(原爆被害者のために)
(障がい者福祉の充実について)
(障がい者の防災対策について)
(りばぁさいど原宿について)
(はあとぴあ原宿について)
(障がい者(児)福祉の拡充について)
(障がい者ホームヘルパー派遣について)
(障がい児・者の社会参加のために)
(聴覚障がい者福祉施策について)
(視覚障がい者について)
(言語障がい者のために)
(精神障がい者のために)
(新橋、幡ヶ谷のぞみ作業所と生活実習所つばさについて)
(重度障がい者施策の拡充について)
(民営授産施設の運営改善のために)
(難病患者支援の充実のために)
[健康推進部]
(地域医療の改善・充実について)
(生活衛生行政の改善のために)
(石綿・アスベスト被害者救済について)
(民泊について)
(保健予防対策の充実・改善について)
(健診制度の拡充について)
(感染症対策について)
(精神障がい者等の自立と社会参加のために)
(公害病患者の支援策の強化について)
(自殺対策について)
(保健所・保健相談所の改善について)
(健康衛生事業の充実のために)
[地域別要望]
(恵比寿・広尾・東地域)
(渋谷地域)
(恵比寿南西・代官山地域)
(神宮前地域)
(千駄ケ谷地域)
(代々木地域)
(上原・富ヶ谷地域)
(西原地域)
(笹塚地域)
(初台地域)
(本町地域)
(幡ヶ谷地域)