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党区議団、熊本地震被災地を視察

 9月3、4日に日本共産党区議団のすがの茂、五十嵐千代子、秋元英之議員、医師の谷川智行衆議院予定候補とともに、熊本震災視察を行い、仮設住宅で暮らす被災者を訪問するとともに、被害状況について視察を行いました。

DSC_1382ed 今年4月に発生した熊本地震は14、16日の二回にわたって震度7を記録したのをはじめ、余震回数も8月末までに震度3以上が403回、震度1以上では2000回を超えるなど、これまで経験したことのない震災となりました。熊本県災害対策本部がまとめた被害情報によれば、8月31日現在、死者98人、重軽傷者2355人、住宅被害は全壊8160棟、半壊29102棟、一部損壊12万9632棟(震災後に発生した大雨による被害のうち、震災との関連が認められたものを含む)にも上っています。

地震発生から5カ月、深刻な被災者の生活実態を聞きました

 3日の午後は、熊本市南区城南町の仮設住宅(87戸)を訪問し、被災の状況と要望を聞きました。被災者からは、「自宅が半壊したので解体を申請したが、いつになるかわからない」「仮設住宅が車イス対応のバリアフリーになっていなかった」「足が悪いので病院に行くのにタクシーを利用して、経済的負担がたいへん」など、仮設住宅の改善と今後の生活再建に向けた支援強化の要望が出されました。

 4日には、地元の議員らの案内で被災現場を視察しました。甲佐町では、液状化により町が造成した戸建て住宅31軒のすべてが半壊、大規模半壊となった住宅街を視察、住民から35年ローンの3分の2が残っている住民から、住宅再建と経済的支援の訴えを聞きました。

 また、地盤の崩壊の恐れがあることから現在も避難指示が出され、105戸すべての住民が避難している御船町の中原団地(町営住宅)では、山の斜面が崩れ、団地内の道路をふさいでいる様子を見ました。

 DSC_1380ed 震源地となった益城町や西原村では、住宅が全半壊し、壊滅的な被害を受けた地域を目の当たりにしたほか、益城町では、地域全体が1メートル以上地盤沈下したため、川の土手代わりに土嚢を積んでいる光景が見られ、沈下は今も進んでいると説明を受けました。また、地震による揺れによって九州自動車道に架かる橋が落ちた現場や、断層によってずれた田んぼや道路の橋なども視察しました。

 党区議団は、熊本地震をはじめ、震災の教訓を生かし、災害に強く安心して住める渋谷区をつくるために頑張ります。

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