イスラエルのガザ地区への国際人道法違反の大規模攻撃によって、すでに17000人以上が犠牲となり、7割が女性や子どもだと伝えられています。
日本共産党区議団は、国際社会と連帯して、街頭でも「人道的停戦」を訴えるとともに、第4回定例会での決議の議決に最大限の力を尽くしました。
パレスチナ自治区ガザ地区における人道的停戦を求める決議
渋谷区議会は、休戦を持続的な人道的停戦とし人質を即時解放すること、国際法・国際人道法を順守し人命を守るとともに、支援物資の供給を通じて人道状況を改善することを、日本政府をはじめとする国際社会が一致して努力することを強く求める。
区長は、ようやく4月から区立と都立特別支援学校の学校給食費を無償化すると表明しました。
第2回定例会に提出されていた「区立小中学校の給食費の無償化を求める請願」は、自民、シブヤ笑顔、公明、維新が多数で継続審査としていましたが、第4回定例会では全会一致で採択されました。
党区議団は、無償化の対象を、私立、国立や不登校の児童生徒にも拡大するよう力を尽くします。
渋谷社会保障推進協議会等から、「国民健康保険料を引き上げないことを求める請願」が提出されました。
牛尾団長は、これ以上の値上げは物価高騰に苦しむ区民のくらしを破壊するもので許されないと本会議で賛成討論を行いました。
1. 政治の責任で賃上げと待遇改善をすすめる
2. 消費税減税、社会保障充実、教育費軽減
3. 気候危機打開、エネルギー・食料の自給率向上
①低所得者や子育て世帯、若者への区独自の給付金支給や家賃補助
②中小事業者への物価高騰対策支援
③だれもが使える紙のプレミアム付商品券
日本共産党渋谷区議団が毎年とりくんでいるアンケートには、くらしが「苦しい」は77%に。物価高騰対策など、いのちとくらしを守る区政本来の役割を求める切実な声が多く寄せられました。
党区議団は、いただいた願いの実現に全力をあげます。
低所得世帯等への電気代とクーラー設置費用助成や給付金支給、国保料の引き下げ…
税金のムダづかいやめ、医療・福祉の負担軽減や充実に
小中学校給食の無償化、教職員の増員と少人数学級化、子どもの貧困対策を
高齢者の見守り支援の強化、特養老人ホームの増設…
区民の声
●特養老人ホームにも入れない貧しい高齢者が大勢いることを忘れないでほしい。
●高齢者の見守りとは何でしょうか?単身高齢者ですが、具体的に支援されたことはありません。
●年金額は減少しているのに物価が上がり、介護保険料が上がれば、どうやって生活すればよいのか。
●将来に不安があります。福祉は手厚くしてほしい。職員が非正規にされ、人材が手薄になるのが気になります。
●介護・福祉にかかわる人の収入をもっと良くして。
政策決定に女性の参加を、相談支援体制強化を…
騒音、落下物、墜落の危険…、直ちに中止を
区民の声
●窓を開けることができない。いい加減やめて。
●家の上を飛行機が通るたびに、落下物や墜落があるのではと、いつもヒヤヒヤしている。
●読書や書き物をしているときは、思考力、集中力が無くなります。
●品川区では、区長が熱心に反対しています。渋谷区民も反対しているのに、区長に声が届いていない。直ちに中止を。
●光熱費、諸物価が高く賃金が追い付かない。
●物価高騰で、すべてのものが値上がりして、どんどん暮らしにくくなっている。あまりにひどい。
●住宅ローンもあり、教育費の負担が重い。子どもの進学先を公立に制限せざるを得ない。子どもが平等に教育を受けられない。
●電気代、ガス代を支払うと、食費の分がほとんど残らない。助成金がほしい。
●若い人たちが高い家賃で困っています。若者を大事にして、安心して子どもを産み育てられるよう家賃補助が必要です。
●クーラー代わりのウインドファンも電気代が払えないので使っていない。節電タイプのクーラー助成と電気代の補助がないと生きていけない。
●教育費も高騰しています。すべて無償にして、不公平のないようにしてほしい。
日本共産党渋谷区議団は、「アンケート」に託していただいた声や、多くの団体からいただいた要望や意見を、1026項目にまとめた2023年度予算要望書を、10月31日、長谷部区長に提出しました。
長谷部区長は、第4回定例会で、毎年75歳以上のすべての高齢者に、1万円の現金を支給している「敬老祝い金」について、高齢者人口の増加や民生委員による配布が困難などを理由に、来年度から「金額や対象年齢を改める」と表明しました。
渋谷区の高齢者保健福祉計画等の住民説明会でも、削減に反対する声があがっています。
党区議団は、17年後でさえ増える予算は4000万円程度、玉川上水旧水路緑道整備に100億円も使うより福祉に使うべきと、1万円給付の継続を求めました。
※「敬老祝い金」は、コロナ禍の2022年度と23年度はカタログ配布等で行われました。
●17年後でも予算増額は4千万円程度、「高齢者人口の増加」は理由になりません。(下表参照)
●配布は、民生委員でなく別の方法で、「見守り」は支援の届かないすべての高齢者を対象に専門職員による訪問事業を実施すべきです。
区民の声
●物価高騰、年金は増えない、なぜいま削減なのか。
●他区にない誇りある事業です。ムダ遣いをやめて続けて欲しい。
渋谷区は、2024年度から3年間の第9期保健福祉計画・同介護保険事業計画の策定をすすめており、来年当初には、保険料の案も示されます。
年金が増えず、物価高騰のなかで、保険料の引き上げはくらしを破壊します。3年前は、区民の声と運動で保険料の据え置き・引き下げが実現しました。みんなで、声をあげて来年度からの保険料を引き下げましょう。
区は、高校生と専門学校生等を対象に実施している「渋谷区奨学資金貸付制度」を、応募がないからと廃止しようとしています。高校の授業料無償化が拡大していますが、私立では3年間で70万円程度が必要と言われています。さらに借金である奨学金を借りなければ大学に進学できない実態があります。
日本共産党渋谷区議団の提案
●制度を存続し、対象を、大学生、大学院生まで拡大し、給付制を導入すること。
12月15日の都市計画審議会では、神南二丁目・宇田川町地区まちづくり計画と玉川上水旧水路緑道整備計画が審議され、宇田川町の計画は決定が強行されました。
どちらの計画も、多くの住民から疑問や反対の声が上がっており、このまま計画を進めることは許されません。
その結果
●マンションと小学校敷地の距離は8m…。風害やプライバシーなど教育環境が悪化
●車やタクシー、自転車での来庁が不便に
●第4回定例会の区長答弁で…
緑道整備費100億円以上も
●パークPFIで、民間が飲食店や売店を整備することも検討中。
●農園は緑道面積の8%(3120㎡)を想定。
※詳しくは「ニュース」紙面のPDFファイルをご覧ください。
●「区議団ニュース」2024年新年号(PDF1,731KB)