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日本共産党渋谷区議会議員団

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議会報告
REPORT

しんぽ久美子議員がおこなった「認可保育園の増設・存続で待機児童の解消を求める請願」に対する賛成討論

 私は、日本共産党渋谷区議団を代表して、ただいま議題になりました、認可保育園の増設・存続で待機児童の解消を求める請願に対する賛成討論を行います。この請願は、公的保育福祉を守る渋谷実行委員会、代表者染矢裕子さんほか九百三十名から提出され、認可保育園の増設・存続で深刻な保育園の待機児の解消を求めるものです。
 
 いま、認可保育所が足りず、親たちが認可保育所を増やしてほしいと切実な声を上げ、大きな社会問題になっています。
 区に今年4月からの認可保育園に入園を申し込んだ人は1307人、入所可能数に対して〇歳児では九十二人、一才児216人、二歳児108人、三歳児47人が、転園を含め第一希望する保育園に入れない深刻な事態となっています。
 
 認可保育園に入れなかった保護者からは
「認証や保育室もキャンセル待ちです」「このままでは、仕事を止めなければなりません」「両親ともフルタイムで働いています。上の子が卒園したため、点数が低く一才児の妹が認可保育園に入れない。職場に復職できなければ生活が成り立ちません」千駄ヶ谷地域の父親は「一才児の子どもがどこにも入れず、無認可施設に預け毎月十五万円の保育料になる。何とかしてほしい」「保育を必要とする子どもたちを安心して預けられる保育園がなければ親は働き続けることは出来ません」と切実です。
 
 しかし、区はこうした待機児が深刻な中、桜丘保育園、西原保育園を廃園にし、新年度は、神宮前、上原保育園を廃園にして合計二百十二人の園児定数削減するという暴挙を行いました。こんなことは絶対に許されません。
 一方、区は財政削減・効率化の名の下に、民間の認定子ども園を開設し、民間にまる投げし安上がりの保育で公的責任を放棄してきました。
 そのため、区立保育園から認定子ども園に転園を余儀なくされた親からは、「鍵がかかって子どもは外遊びが出来ない。ベテランの保育士が少なく育児の相談がしにくい」と声が上がっています。

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