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日本共産党渋谷区議会議員団

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議会報告
REPORT

すがの茂議員がおこなった仮設第一庁舎建設工事請負契約に反対する討論

 私は、日本共産党渋谷区議団を代表して、ただいま議題となりました議案三十九号仮設第一庁舎建設工事請負契約に反対の立場から討論をします。

 本案は、仮設第一庁舎建設工事のため、制限を付した一般競争入札で、株式会社フジタ東京支店を契約の相手方とし、18億1656万円の契約金額で工事請負契約を締結するものです。

 反対の第一の理由は、本案は、そもそも区民の財産である区庁舎の耐震化を建替えありきで区民に知らせず、意見も聞かず議会には十分な情報提供せず、区民の財産を三井不動産に差し出し、大企業の利益のために庁舎建替えをおこなうことに伴い、仮設庁舎建設工事の請負契約を締結するものであるからです。

 区長は、区政の主人公である区民には区庁舎の耐震化の情報を何一つ区民には知らせていないことを真摯に受けとめるべきです。区長が強引にすすめる区庁舎の建替え問題では、詳細な計画や建物のボリュームや外観図、70年間三井不動産に貸与する土地の鑑定額の根拠など区幹部と区長が選んだ有識者による庁舎問題検討会の議事録等を要求しても一切明らかにしないという秘密主義そのもので区民と議会を無視したものと言わざるを得ません。

 しかも、区民の財産4565㎡を三井不動産に70年間貸し出し、37階建て高さ120m、414戸の分譲マンションの建設による見返りとして154億円の定期借地料で区庁舎と公会堂を建替えるとしていますが、わが党の調査では、三井不動産は区の土地を使って数百億円もの莫大な利益を上げることになるのです。

 まさに、区民の福祉向上を第一の役割としている自治体を大企業の利益優先に変質させるもので認められません。

 反対の第二の理由は、区長が決めた仮設庁舎建設でも区民不在、議会無視のやり方であり、仮設庁舎建設費に総額約70億円の税金を投入するものであるからです。

 区民にとって仮設庁舎であっても区庁舎の位置をどこにするか、どのくらいの経費なのかなど、仮設庁舎建設に係わる情報でも区民には一切明らかにされていません。

 仮設庁舎が建設される第一庁舎は、旧渋谷小学校跡地で区民菜園と体育館、防災施設である一時避難場所となっており、美竹保育園が隣接している場所です。美竹保育園の保護者からは、なぜここに仮設庁舎建設なのか、区はこの間何も知らせていない、しかも保育園を囲むように3階建ての仮設第一庁舎によって子どもの保育環境を悪化させるもの、子どもを犠牲にしないでほしいとこの計画をきびしく批判しています。また、設第三庁舎は、美竹公園で二年前に一千万円で改修したばかりのいずれも地域住民や区民にとって貴重な公共施設であるのに強引に設置場所を決めたことは認められません。

 また、三年間しか使用しない仮設庁舎建設に設計、建設費54億円を見積もり、今回、議案となっている仮設第一庁舎建設費は、18億円余、旧東京都児童会館跡を活用する第二庁舎には10億円、第三庁舎には13億円、その他の経費を含めると総額70億円の税金を投入することになります。

 しかも、本議案に参考として添付された仮設第二、第三庁舎建設工事については、あわせて23億円の多額の税金を投じるのに、この二つの仮設庁舎建設工事は、リース契約とするとして、議会の議決を経ず、区の建設工事を請負わすやり方は、議会のチェックをのがれ、区民にも入札の透明さを欠くものです。

 以上、本案は、仮設第一庁舎建設工事請負契約であるが、改めて区庁舎の建替えそのものが区民の財産である区庁舎のあり方を区民無視、議会軽視とそのうえ大企業の利益をあげさせるというやり方で決めた仮設庁舎建設費に総額70億円の税金を投ずることは浪費であり自治体の役割を根底からつくがえすもので認められません。

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